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あさのうらつよし
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Posted by TI-DA at

2015年09月01日

四死球のジャッジや二塁塁審の立ち位置について確認

 
 みなさん、こんにちは。

 先日の練習試合の中でありました審判のジャッジについて、おさらいや確認していただきたいことが三点あります。


①四球(フォアボール)のジェスチャーについて

 以前は”フォアボール”とコールしながら左手で打者走者に一塁へ促す動作をしていましたが、現行は”ボールフォー”というコールのみで、一塁へ促す動作を廃止しています。

 これは球審の手をあげる動作が、”ストライク”や”アウト”のジェスチャーと勘違いされ紛らわしいことから、このように変更されました。

 この廃止はかなり以前に変更されたことですが、いまだにときおり見受けられますので、再確認のため掲載しました。


②ワンバウンドになった投球がバッターに触れた・・・

 このケースでは、死球(デッドボール)にはならないと勘違いしている方がいらっしゃいましたが、「公認野球規則」”6・08 『バッターが安全に進塁できる場合』(b)”で規定されている通り、

打者が打とうとしなかった投球で、かつそれを避けようとした(または避けることができなかったと判断された)

場合、投球が一旦地面に触れたあとバッターに触れた場合もデッドボールとなります。

 ただし、ストライクゾーンを通ってからバウンドした投球に触れた場合は除かれます。


③二塁塁審の立ち位置について

 「審判員講習会マニュアル(第4版)」によると、内野手が前進守備のときの二塁塁審の立ち位置は、

●内野手が前進守備のときは、2塁ベース後方の3塁側に位置し、塁上の走者に対する色々なプレイに対応できる場所に移動します。

 ◇走者が3塁(無死または1死のとき)、2塁・3塁または満塁の場合、1塁・2塁の延長線上よりも遊撃手側に位置します。そして、3塁塁審が打球を追ったときは内野内に移動し、3塁または2塁でのプレイに備えます。

 ◇走者が1塁・3塁のときは、1塁・2塁の延長線上に位置して、1塁走者の2塁盗塁にも備えます。

とあります。

 これを踏まえ、走者が一・三塁、二・三塁、満塁の時に内野手が前進守備をとったため、二塁塁審が内野の外側に位置していたときの外野への打球ですが、左翼手(レフト)から右翼手(ライト)までの打球は二塁塁審が追い、プレイが一段落するまでその場にとどまります。

 二塁塁審が内野内に位置するとき、外野への打球は追わず内野にとどまることが鉄則のため、外側に位置していても打球を追わないと思われがちですが、間違わないようにしましょう。


(参考)
審判員講習会マニュアル(第4版)
http://www.baseballjapan.org/jpn/umpire/doc/shinpankosyu_m4.pdf
審判メカニクス(四人制)
http://www.tohtojunko.com/umpiremechanics.pdf

  
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Posted by あさのうらみなみ at 12:06Comments(2)審判2015年

2015年06月04日

審判部よりお知らせ


みなさん、おはようございます。

浦添ブロック審判部より通達があり、ご父兄の皆様へ来週から開催される夏季大会運営に関わるご協力のお願いと、注意点をお知らせします。

これまで代表(A)チームの大会は、中部南支部から球審派遣をお願いしていたのですが、高校野球の県予選などを含めた大会が多く、派遣がきびしいとのことです。

よって今回も、先月開催されたスポ少南部A大会のように、チームから球審の派遣と義務審判二名というような配置になります。

ますます皆様のご協力なくては大会の運営もきびしくなり、毎回ご協力頂いている父兄の方のご負担も大きくなります。

代表チームの試合ではなく、比較的受け持ちやすいBCの大会からでもかまいませんので、多くの皆様のご協力を、重ねてお願い申し上げます。

また、今大会から以下のような注意事項がございますので、ご周知くださいますようお願いします。

①球審は腕時計をはずすようにお願いします。
②代表の試合は時間無制限なので攻守交代は急がすこと。
③2015年度の競技者必携より守備が長くなった場合、給水時間を設けることが明記されましたので、球審の体調含め、子供達に配慮して給水タイムを設けること。
④義務審判の服装はズボンは黒、紺、グレー、シャツは白または審判服を着用すること。帽子は審判帽、なければ黒か紺のマークなしのもの。
⑤サングラスは禁止です。


今週の日曜日(6月7日)に審判講習も開催する予定ですので、はじめての方はここからスタートし、不安なことがあったり疑問点などがございましたら、ここで解消して自信をつけていただけると幸いです。


以上
  
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Posted by あさのうらみなみ at 10:23Comments(0)審判2015年

2015年06月03日

審判に打球当たってボールデッド!?


工藤監督がルールブック持って猛抗議 「小石」審判に打球当たってボールデッド?
デイリースポーツ 6月2日(火)20時48分配信

「交流戦、DeNA6-5ソフトバンク」(2日、横浜)

 ソフトバンクの工藤監督がルールブックを手に審判に猛抗議した。2-3の七回2死満塁の攻撃で柳田のゴロは二遊間の内側にいた二塁塁審に当たり中前へ抜けた。

 ソフトバンクは2走者が生還して逆転したかに見えたが、審判団はその後、二塁塁審の位置が内野手より前の位置にいたため、打球が当たった瞬間にボールデッドとして三塁走者のホームインだけ認め、打者走者は一塁に生きて2死満塁からの再開を指示した。

 塁審が通常に立つ内野手より後方の位置で打球に当たった場合などは、グラウンド上の「小石」などと同じ扱いとされ、プレーは続行されるが、今回はボールデッドという判断が下された。




中に位置した審判員に打球が当たった・・・

打球が投手を通過してから、内野内に位置していた審判員に触れた場合は、ボールデットとなる。この場合、打者には一塁が与えられ、記録上は打者の安打となる。

野球規則5.09 『ボールデッド』
(f)内野手(ピッチャーを含む)に触れていないフェアボールが、フェア地域でランナーまたは審判員に触れた場合、あるいは内野手(ピッチャーを除く)を通過していないフェアボールが、審判員に触れた場合=バッターがランナーとなったために、塁を明け渡す義務が生じた各ランナーは進む。

ランナーがフェアボールに触れても、次の場合には審判員はアウトを宣告してはならない。なお、この際は、ボールインプレイである。

 (1)一旦、内野手に触れたフェアボールに触れた場合。

 (2)1内野手に触れないでその股間または側方を通過した打球にすぐその後方で触れても、この ボールに対して他のいずれの内野手も守備する機会がなかったと審判員が判断した場合。

「原注」打球がピッチャーを通過してから内野内に位置していた審判員に触れた場合はボールデッドとなる。フェア地域で野手によってそらされた打球がまだインフライトの状態のままランナーまたは審判員に触れ地上に落ちるまでに内野手によって捕球されても捕球とはならずボールインプレイの状態は続く。

「注」フェアボールがファウル地域で審判員に触れた場合、ボールインプレイである。


  
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Posted by あさのうらみなみ at 08:23Comments(0)野球のルール審判2015年

2014年11月20日

デッドボール?三振?微妙な判定に抗議


こんにちは!

11月19日に開催された明治神宮大会大学の部決勝戦でのシーンです。

明治神宮野球大会は19日、大学の部の決勝が行われ、駒大(東都)が明大(東京六大学)を3-0で下し、13年ぶり5度目の優勝を飾った。駒大は六回に敵失で先制。八回には江越の2点適時二塁打で明大を突き放した。

この試合で、八回の明大の攻撃をめぐり両チームが抗議する場面があった。

 1点差の2死満塁。左打席の糸原は厳しい内角球をよけるようにしたが、ボールは遊撃方向に転がった。球審が「死球」とジャッジしたかに見えたが、駒大・西村監督が抗議。4審判が協議し「打者は振りにいって当たったので三振」と判定。確認の抗議をした明大・善波監督はすぐに引き下がった。西村監督は「手に当たっただけならあそこまで転がらない、と抗議した」と話した。

産経ニュース

デッドボール?三振?微妙な判定で抗議 from asanoura minami on Vimeo.


当初の状況を整理すると・・・

・直後、球審のジャッジはデッドボールの判定をしていた。
・打球は内野に転がりその打球をショートが処理、一塁でアウトになる(このプレイは成立していない)
・守備側(駒沢大学)は打ちにいっているので、三振をアピール。

その後、守備側の抗議により審判団が協議した結果、打者の三振でスリーアウト、チェンジとなりました。

この最終判定のルールですが、まずデッドボールになるには「打者が打とうとしなかった投球に触れ、しかもその打球を避けようとした」<公認野球規則六・0八(b)>と審判員が認めなければなりません。

しかし、ボール球だろうが正規の投球<公認野球規則八・00>を打ちにいって空振りした場合はストライク<公認野球規則二・七三(a)>となり、「2ストライク後、打者が打った(バントの場合を含む)が、投球がバットに触れないで、打者の身体に触れた場合」<公認野球規則六・0五(f)>、ただちにボールデッド、判定は三振で振り逃げも成立しません。また、走者の進塁も認められません。

空振か?デッドボールか?微妙な判定を球審一人でジャッジするのは難しい場面があり、あらためて塁審もワンプレイ、ワンプレイ集中してジャッジしなくてはならないと痛感した出来事でした。

  
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Posted by あさのうらみなみ at 10:38Comments(0)2014年野球のルール審判

2014年07月11日

ボールデッドラインのルール


先日の大会決勝戦では、もう一つこのようなケースがありました。

2アウトランナー2塁、バッターの打った打球は三塁側ファウルエリアにフライであがり、その打球を三塁手が走ってファウルゾーンでキャッチ、そのまま勢いでボールデッドラインをこえていきました。

バッターはフライキャッチアウトで3アウト、攻守交代となりとくに問題はなかったのですが、これがもし0アウト、1アウトならば、ランナーに1つ進塁(テイク1)が与えられると聞きました。

後ほどこのことについて調べたところ、概ね正解ではありますが、もう少し補足しておきます。

+ + + + + + + + + +

このケースのように野手が走って捕球、そのまま勢いでボールデッドラインをこえた場合、野手が転倒せずにプレイを続けられる状態ならボールインプレイスライディングキャッチなどで野手が転倒した状態なら、ランナーは1つ進塁が与えられる、・・・が正確な判定となります。

また、このときに重要なことは捕球したときの野手の足の位置で、フライを捕球したときにファウルゾーンに両足が完全に残っている状態でバッターはアウト、その後ボールデッドラインをこえた時は上記の通りですが、捕球時に片足でもボールデッドラインをこえてキャッチした場合、打球がファウルゾーン内であってもファウルでボールデッドとなります。

捕球した位置ではなく、ボールデッドラインに野手の足が踏み込んでいることが判定基準です。

+ + + + + + + + + +

学校のグラウンドなどで試合を行うことが多い少年野球では、正式な野球場の観客席のかわりとなるボールデッドラインが引かれています。



ボールデッドラインのルールには、この観客席にボールが入ったことと同じように他にも以下のようなルールがあります。

① フェアとなった打球がバウンド、または野手に当たったりして、ボールデッドラインを越えた場合は2塁打です。
(いわゆるエンタイトルツーベース)

② 野手の送球がそれてこのラインを越えた場合、野手が投げた時点から2つ進塁(テイク2)が与えられる。通常、野手が投げた時点で次の塁まで行っていることは考えにくいので、バッターは2塁へ。ランナーもピッチャーが投げた時点から2つ進塁。
(ラインを出た時点から1つ進塁は間違い。公認野球規則 7.05 (g))



  
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Posted by あさのうらみなみ at 16:42Comments(3)野球のルール審判

2014年07月09日

ファウルボールとファウルチップの違い


先日の大会決勝戦で、バットにチップした打球がキャッチャーのマスクに挟まるという珍しいケースがありました。



6月24日に行われたブルワーズ対ナショナルズ戦の2回、ブルワーズのカルロス・ゴメス外野手のファウルチップが、ホセ・ロバトン捕手のマスクにハマる


このケースの判定はファウルですが、そもそもファウルチップとは「打者の打ったボールが鋭くバットから直接捕手の手に飛んで、正規に捕球されたもの(公認野球規則2.34)」とあり、正規に捕球とは捕手のミットまたは手で直接捕球することです。このケースのようにマスクに挟まったり、プロテクターに当たるか挟まった後に捕球した場合などは、すべてファウルとなります。

このことから、打者が打ったボールがチップしてミットまたは手で捕球されたものだけがファウルチップで判定はストライク(カウント2ストライクからのファウルチップは三振)、それ以外はファウルボールでボールデットとなります。(ランナーがいた場合ファウルチップは進塁できるがファウルボールは当然進めない)

私自身もそうでしたが、ファウルチップはファウルと勘違いしていた方は以外と多いのではないでしょうか・・・?

  
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Posted by あさのうらみなみ at 21:47Comments(0)野球のルール審判