2015年06月03日
審判に打球当たってボールデッド!?
工藤監督がルールブック持って猛抗議 「小石」審判に打球当たってボールデッド?
デイリースポーツ 6月2日(火)20時48分配信
「交流戦、DeNA6-5ソフトバンク」(2日、横浜)
ソフトバンクの工藤監督がルールブックを手に審判に猛抗議した。2-3の七回2死満塁の攻撃で柳田のゴロは二遊間の内側にいた二塁塁審に当たり中前へ抜けた。
ソフトバンクは2走者が生還して逆転したかに見えたが、審判団はその後、二塁塁審の位置が内野手より前の位置にいたため、打球が当たった瞬間にボールデッドとして三塁走者のホームインだけ認め、打者走者は一塁に生きて2死満塁からの再開を指示した。
塁審が通常に立つ内野手より後方の位置で打球に当たった場合などは、グラウンド上の「小石」などと同じ扱いとされ、プレーは続行されるが、今回はボールデッドという判断が下された。
中に位置した審判員に打球が当たった・・・
打球が投手を通過してから、内野内に位置していた審判員に触れた場合は、ボールデットとなる。この場合、打者には一塁が与えられ、記録上は打者の安打となる。
野球規則5.09 『ボールデッド』
(f)内野手(ピッチャーを含む)に触れていないフェアボールが、フェア地域でランナーまたは審判員に触れた場合、あるいは内野手(ピッチャーを除く)を通過していないフェアボールが、審判員に触れた場合=バッターがランナーとなったために、塁を明け渡す義務が生じた各ランナーは進む。
ランナーがフェアボールに触れても、次の場合には審判員はアウトを宣告してはならない。なお、この際は、ボールインプレイである。
(1)一旦、内野手に触れたフェアボールに触れた場合。
(2)1内野手に触れないでその股間または側方を通過した打球にすぐその後方で触れても、この ボールに対して他のいずれの内野手も守備する機会がなかったと審判員が判断した場合。
「原注」打球がピッチャーを通過してから内野内に位置していた審判員に触れた場合はボールデッドとなる。フェア地域で野手によってそらされた打球がまだインフライトの状態のままランナーまたは審判員に触れ地上に落ちるまでに内野手によって捕球されても捕球とはならずボールインプレイの状態は続く。
「注」フェアボールがファウル地域で審判員に触れた場合、ボールインプレイである。