2014年07月11日
ボールデッドラインのルール
先日の大会決勝戦では、もう一つこのようなケースがありました。
後ほどこのことについて調べたところ、概ね正解ではありますが、もう少し補足しておきます。
+ + + + + + + + + +
このケースのように野手が走って捕球、そのまま勢いでボールデッドラインをこえた場合、野手が転倒せずにプレイを続けられる状態ならボールインプレイ、スライディングキャッチなどで野手が転倒した状態なら、ランナーは1つ進塁が与えられる、・・・が正確な判定となります。
また、このときに重要なことは捕球したときの野手の足の位置で、フライを捕球したときにファウルゾーンに両足が完全に残っている状態でバッターはアウト、その後ボールデッドラインをこえた時は上記の通りですが、捕球時に片足でもボールデッドラインをこえてキャッチした場合、打球がファウルゾーン内であってもファウルでボールデッドとなります。
捕球した位置ではなく、ボールデッドラインに野手の足が踏み込んでいることが判定基準です。
+ + + + + + + + + +
学校のグラウンドなどで試合を行うことが多い少年野球では、正式な野球場の観客席のかわりとなるボールデッドラインが引かれています。

ボールデッドラインのルールには、この観客席にボールが入ったことと同じように他にも以下のようなルールがあります。

この記事へのコメント
こんばんは、たかこーちと申します。
「公認野球規則7.05(g)」で検索してたら、このブログに辿り着きまして。
大変ルールに詳しい方だ!とお見受けしましたので、是非教えて欲しいのですが…
先日大会でのプレー&アピールとジャッジを発端に、7.05(g)適用に関して議論が続いておりまして。
【プレー内容】
・1塁ランナーが盗塁→捕手が2塁送球→ボールが逸れて盗塁成功→2塁手の投手返球が悪送球→3塁側ボールデッドゾーンへ
【ジャッジ】
当初は「2塁ランナー→3塁進塁」。攻撃側から「野手の悪送球→ボールデッドは2個進塁=2塁ランナーはホームインでは」とアピール。
審判団協議により、攻撃側アピールが認められた。
要点のみお聞きしますが、
『学童野球では7.05(g)をそのまま適用しない(=テイクツーではなくテイクワン)』
との見解を聞いたのですが、浅野浦さんのホームグラウンドルールや地区大会での運用はどのようにされていますか?
同地区内でも、はっきりとは示されていないようで、「当然テイクワン。テイクツーって聞いた事が無い」「7.05(g)に記載の通りテイクツーじゃないの?」と意見が割れています(>_<)
(テイクワンの方々は7.05(g)そのまま適用すると守備側が不利すぎる、と感じています。一方、テイクツーの方々は7.05(g)の適用をテイクワンにしたら、攻撃側が不利すぎる、と考えています。)
浅野浦さん・所属地区内の統一見解などが既にありましたら、ぜひ教えて下さい。
すみません、突然へんな質問してm(_ _)m
「公認野球規則7.05(g)」で検索してたら、このブログに辿り着きまして。
大変ルールに詳しい方だ!とお見受けしましたので、是非教えて欲しいのですが…
先日大会でのプレー&アピールとジャッジを発端に、7.05(g)適用に関して議論が続いておりまして。
【プレー内容】
・1塁ランナーが盗塁→捕手が2塁送球→ボールが逸れて盗塁成功→2塁手の投手返球が悪送球→3塁側ボールデッドゾーンへ
【ジャッジ】
当初は「2塁ランナー→3塁進塁」。攻撃側から「野手の悪送球→ボールデッドは2個進塁=2塁ランナーはホームインでは」とアピール。
審判団協議により、攻撃側アピールが認められた。
要点のみお聞きしますが、
『学童野球では7.05(g)をそのまま適用しない(=テイクツーではなくテイクワン)』
との見解を聞いたのですが、浅野浦さんのホームグラウンドルールや地区大会での運用はどのようにされていますか?
同地区内でも、はっきりとは示されていないようで、「当然テイクワン。テイクツーって聞いた事が無い」「7.05(g)に記載の通りテイクツーじゃないの?」と意見が割れています(>_<)
(テイクワンの方々は7.05(g)そのまま適用すると守備側が不利すぎる、と感じています。一方、テイクツーの方々は7.05(g)の適用をテイクワンにしたら、攻撃側が不利すぎる、と考えています。)
浅野浦さん・所属地区内の統一見解などが既にありましたら、ぜひ教えて下さい。
すみません、突然へんな質問してm(_ _)m
Posted by たかこ―ち
at 2014年07月15日 23:30

たかこーちさん、はじめまして!コメントありがとうございます。
「大変ルールに詳しい」はほど遠く、勉強と反省の日々を送っております。
とくに学童野球では、審判、監督・コーチ、そして子どもたちがルールを理解していないと、このようなことは度々おきますよね・・・
このケースでは、攻撃側のアピール通り2塁ランナーのホームインでよろしいと思います。ボールデッドラインはあくまでも野球場の観客席、またはベンチとおきかえて考えるべきで、二塁手の返球がそれて観客席、またはベンチに入ってしまった・・・と考えれば、納得できるのではないでしょうか?
浅野浦少年野球の所属地区では、『学童野球では7.05(g)をそのまま適用しない(=テイクツーではなくテイクワン)』という取り決めはありません。特に低学年でボークをとるか?とらないか?という議論は度々ありますが、試合会場のグラウンドルール以外はほぼ野球規則にのっとって試合を進行しています。
学童野球で適用するには難しいルールも多々ありますが、やはり子どもたちにちゃんとした野球のルールを学んでもらうためにも、野球規則は適用するべきだと思います。
これからもお互い切磋琢磨し、ときには情報交換しながら、子どもたちのために頑張っていきましょう!
「大変ルールに詳しい」はほど遠く、勉強と反省の日々を送っております。
とくに学童野球では、審判、監督・コーチ、そして子どもたちがルールを理解していないと、このようなことは度々おきますよね・・・
このケースでは、攻撃側のアピール通り2塁ランナーのホームインでよろしいと思います。ボールデッドラインはあくまでも野球場の観客席、またはベンチとおきかえて考えるべきで、二塁手の返球がそれて観客席、またはベンチに入ってしまった・・・と考えれば、納得できるのではないでしょうか?
浅野浦少年野球の所属地区では、『学童野球では7.05(g)をそのまま適用しない(=テイクツーではなくテイクワン)』という取り決めはありません。特に低学年でボークをとるか?とらないか?という議論は度々ありますが、試合会場のグラウンドルール以外はほぼ野球規則にのっとって試合を進行しています。
学童野球で適用するには難しいルールも多々ありますが、やはり子どもたちにちゃんとした野球のルールを学んでもらうためにも、野球規則は適用するべきだと思います。
これからもお互い切磋琢磨し、ときには情報交換しながら、子どもたちのために頑張っていきましょう!
Posted by あさのうらつよし
at 2014年07月16日 09:58

あさのうらつよしさん、大変分かり易い&丁寧な解説、ありがとうございました^_^
ぜひ、機会を作ってお手合わせの方も…よろしくです。
それでは、三連休も頑張っていきまっしょい!
ぜひ、機会を作ってお手合わせの方も…よろしくです。
それでは、三連休も頑張っていきまっしょい!
Posted by たかこ―ち
at 2014年07月18日 15:15
