アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 36人
新規投稿

新規投稿するにはログインする必要があります。会員IDをお持ちでない方はIDを取得された後に投稿できるようになります。
プロフィール
あさのうらつよし
あさのうらつよし

2014年07月11日

ボールデッドラインのルール


先日の大会決勝戦では、もう一つこのようなケースがありました。

2アウトランナー2塁、バッターの打った打球は三塁側ファウルエリアにフライであがり、その打球を三塁手が走ってファウルゾーンでキャッチ、そのまま勢いでボールデッドラインをこえていきました。

バッターはフライキャッチアウトで3アウト、攻守交代となりとくに問題はなかったのですが、これがもし0アウト、1アウトならば、ランナーに1つ進塁(テイク1)が与えられると聞きました。

後ほどこのことについて調べたところ、概ね正解ではありますが、もう少し補足しておきます。

+ + + + + + + + + +

このケースのように野手が走って捕球、そのまま勢いでボールデッドラインをこえた場合、野手が転倒せずにプレイを続けられる状態ならボールインプレイスライディングキャッチなどで野手が転倒した状態なら、ランナーは1つ進塁が与えられる、・・・が正確な判定となります。

また、このときに重要なことは捕球したときの野手の足の位置で、フライを捕球したときにファウルゾーンに両足が完全に残っている状態でバッターはアウト、その後ボールデッドラインをこえた時は上記の通りですが、捕球時に片足でもボールデッドラインをこえてキャッチした場合、打球がファウルゾーン内であってもファウルでボールデッドとなります。

捕球した位置ではなく、ボールデッドラインに野手の足が踏み込んでいることが判定基準です。

+ + + + + + + + + +

学校のグラウンドなどで試合を行うことが多い少年野球では、正式な野球場の観客席のかわりとなるボールデッドラインが引かれています。

ボールデッドラインのルール

ボールデッドラインのルールには、この観客席にボールが入ったことと同じように他にも以下のようなルールがあります。

① フェアとなった打球がバウンド、または野手に当たったりして、ボールデッドラインを越えた場合は2塁打です。
(いわゆるエンタイトルツーベース)

② 野手の送球がそれてこのラインを越えた場合、野手が投げた時点から2つ進塁(テイク2)が与えられる。通常、野手が投げた時点で次の塁まで行っていることは考えにくいので、バッターは2塁へ。ランナーもピッチャーが投げた時点から2つ進塁。
(ラインを出た時点から1つ進塁は間違い。公認野球規則 7.05 (g))



ボールデッドラインのルール
  • LINEで送る

同じカテゴリー(野球のルール)の記事
Posted by あさのうらみなみ at 16:42│Comments(3)野球のルール審判
この記事へのコメント
こんばんは、たかこーちと申します。

「公認野球規則7.05(g)」で検索してたら、このブログに辿り着きまして。

大変ルールに詳しい方だ!とお見受けしましたので、是非教えて欲しいのですが…

先日大会でのプレー&アピールとジャッジを発端に、7.05(g)適用に関して議論が続いておりまして。

【プレー内容】
・1塁ランナーが盗塁→捕手が2塁送球→ボールが逸れて盗塁成功→2塁手の投手返球が悪送球→3塁側ボールデッドゾーンへ
【ジャッジ】
当初は「2塁ランナー→3塁進塁」。攻撃側から「野手の悪送球→ボールデッドは2個進塁=2塁ランナーはホームインでは」とアピール。
審判団協議により、攻撃側アピールが認められた。

要点のみお聞きしますが、
『学童野球では7.05(g)をそのまま適用しない(=テイクツーではなくテイクワン)』
との見解を聞いたのですが、浅野浦さんのホームグラウンドルールや地区大会での運用はどのようにされていますか?

同地区内でも、はっきりとは示されていないようで、「当然テイクワン。テイクツーって聞いた事が無い」「7.05(g)に記載の通りテイクツーじゃないの?」と意見が割れています(>_<)
(テイクワンの方々は7.05(g)そのまま適用すると守備側が不利すぎる、と感じています。一方、テイクツーの方々は7.05(g)の適用をテイクワンにしたら、攻撃側が不利すぎる、と考えています。)

浅野浦さん・所属地区内の統一見解などが既にありましたら、ぜひ教えて下さい。

すみません、突然へんな質問してm(_ _)m
Posted by たかこ―ちたかこ―ち at 2014年07月15日 23:30
たかこーちさん、はじめまして!コメントありがとうございます。

「大変ルールに詳しい」はほど遠く、勉強と反省の日々を送っております。

とくに学童野球では、審判、監督・コーチ、そして子どもたちがルールを理解していないと、このようなことは度々おきますよね・・・

このケースでは、攻撃側のアピール通り2塁ランナーのホームインでよろしいと思います。ボールデッドラインはあくまでも野球場の観客席、またはベンチとおきかえて考えるべきで、二塁手の返球がそれて観客席、またはベンチに入ってしまった・・・と考えれば、納得できるのではないでしょうか?

浅野浦少年野球の所属地区では、『学童野球では7.05(g)をそのまま適用しない(=テイクツーではなくテイクワン)』という取り決めはありません。特に低学年でボークをとるか?とらないか?という議論は度々ありますが、試合会場のグラウンドルール以外はほぼ野球規則にのっとって試合を進行しています。

学童野球で適用するには難しいルールも多々ありますが、やはり子どもたちにちゃんとした野球のルールを学んでもらうためにも、野球規則は適用するべきだと思います。

これからもお互い切磋琢磨し、ときには情報交換しながら、子どもたちのために頑張っていきましょう!
Posted by あさのうらつよしあさのうらつよし at 2014年07月16日 09:58
あさのうらつよしさん、大変分かり易い&丁寧な解説、ありがとうございました^_^

ぜひ、機会を作ってお手合わせの方も…よろしくです。

それでは、三連休も頑張っていきまっしょい!
Posted by たかこ―ちたかこ―ち at 2014年07月18日 15:15
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。